【外資特集】外資系消費財メーカー企業
今回は外資系消費財の有名メーカー企業をまとめていきたいと思います。
一般的に、消費財と呼ばれるものには耐久消費財と非耐久消費財と呼ばれるものがあります。
耐久消費財は家電や車やPCなどのように長期的に使用できる「財=商品・サービス」のことで、長期とは1年以上使うことができるものをいいます。
非耐久消費財は洗剤や飲食物のような「財」のことをいいます。これは一回限りであったり、1年以内に消費できる「財」のことを指します。
また、衣類や履物、カバンのようなファッションに関係ある「財」は1年以上使うという人もいれば、短期間で消費してしまう人など、定義が曖昧になっています。よってこのような商品は半耐久消費財と呼ばれることもあります。
今回は、非耐久消費財である外資系メーカーの企業に絞ってご紹介していきたいと考えています。
【P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)】
言わずと知れた世界最大の消費財メーカーです。
名前の語源は、創業者であるウィリアム・プロクターとジェームズ・ギャンブルを由来としています。元々、ローソクと石鹸を販売する会社からスタートしています。
【事業内容】
・ビューティー、ヘア&パーソナルケア事業(シャンプー、リンスなど)
・グルーミング事業(カミソリ、ひげそりなど)
・ヘルスケア事業(歯磨きなど)
・ファブリックケア&ホームケア事業 (洗剤、消臭剤など)
・ベビー、フェミニン&ファミリーケア事業 (オムツなど)
の5つの事業を世界各国で展開しています。
【数で見るP&G】
・2015年度の売り上げ 763億ドル
・総従業員数 約110,000人
・事業拠点 約70ヵ国
(P&G HPより作成)
【有名な商品】
PANTENE:シャンプー・リンス
アリエール:衣料用洗剤
ファブリーズ:消臭剤
JOY:台所洗剤
レノア:柔軟剤
【ユニリーバ】
こちらも世界では最大級の消費財メーカーであり、グローバルでブランドや書品など、非常に力を持っている企業です。
「現在は13のブランドが 年間売上10億ユーロ(2014年:約1,300億円)を超えるメガブランドに成長しています。(ユニリーバ・ジャパン会社説明より抜粋)」
一つのブランドで1,000億円以上も稼ぐという、ブランドマネジメントやマーケティングに非常に特化して強みを持っている企業です。
【事業内容】
パーソナルケア:ヘアケア、スキンケア、デオドラントなど
ホームケア:住居用洗剤、衣料用洗剤など
食品:スープ、ドレッシング、マーガリンなど
リフレッシュメント:紅茶、アイスクリーム
【数で見るユニリーバ】
・2014年度の売り上げ 552億ドル
・総従業員数 約 17万2,000人
・展開地域 世界190ヵ国
・拠点地域 世界92カ国
リプトン:飲料用品
ラックス:シャンプー・リンス
ベン&ジュリーズ:アイスクリーム
【MARS】
本部はベルギーに所属しており、ペット食品事業やチョコレート食品事業などでリードをしてきた会社である。
大きな特徴はグローバルで有名な企業ではあるが、非上場のオーナー企業である。
オーナーファミリーの名前が「マース」であることが社名の由来であり、火星のMarsとは無関係である。
【事業内容】
ペットケア事業:ペット食品を取り扱う
スナック菓子事業:スニッカーズをはじめとしたチョコレート食品を取り扱っている。
ドリンク事業:コーヒー、teaなどの飲料事業
【数で見るMARS】
・2014年度の売り上げ 330億ドル
・総従業員数 約 75,000人
・展開地域 世界 74 ヵ国
【有名な商品】
スニッカーズ:1930年に発売!発売当時は5セントで売られていた。
ペディグリーチャム:小型犬専用のペットフード
m&m's:チョコレートが溶けないコーティングは戦時下のスペインで発案。
カルカン:猫が年齢別に食事を取れるようにするため開発した。
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