【基礎】就職活動とは?

今回は就職活動をこれから始める人に対して、就職活動とは何かということをまとめて掲載していきたいと考えています。

大学3、4年生がぶつかっている就職活動とはどういうものなのでしょうか?


今日の目次

1. 就職活動とは?

2. 就職活動3つのイベント 

3. 就職活動の 5 つの壁(ES、Webテスト、GD、面接、最終面接)


1. 就職活動とは?

就職活動とは、大学を卒業後に働く企業を決める活動です。

そこでは、なぜこの企業で働きたいのか?この会社を選ぶ理由は?というような働くことに関する意識やその人の働き方、将来像などを聞くことで、学生と企業の良いマッチングを行うことです。


よく就活を、合コンやお見合いのように恋愛に似たものとして紹介することが多いですが、それは好きな相手に対して、自分をどうアピールするか、相手の好きな部分、なぜその人でなければいけないかということなどを伝えないと上手くいかないことが多いからです。


「就職活動は情報戦でいかにして企業・業界情報を集めるかが鍵です」

「最終的なカルチャー(文化)や相性なので特に対策は必要無い」

「外資系は英語を話せないと合格できない」

「インターンで合格がもらえれば本選考でも受かる!」


と様々な人が、それぞれ意見を持っています。

しかし、就職活動はその人のスタイル・生き方・価値観によって全く違うものになってくるので、いろいろな情報に惑わされないようにしてください。


2. 就職活動 3 つのイベント

就職活動に重要な三つのイベントをご紹介したいと思います。

・説明会

・インターン

・本選考

この三つのうち本選考以外は内定に直結するものもあれば、ないものもあり企業によって異なるので情報収集が必要になります。


・説明会:

説明会は、業界や企業の説明をしてくれるものです。この説明会の種類は大きく三つあり、合同説明会と呼ばれる10~30ほどの企業が一つの会場に集まって一堂に企業説明を行う大規模な説明会があります。


次に、ベンチャー企業説明会、IT企業説明会のような中規模の説明会です。これは特に業界のようなテーマで区切られることが多く、行きたい業界が決まっている人や特定業界の企業を比較したい学生に人気があります。


最後に、個別企業説明会です。これは企業ごとに行われ、自社の設立背景・事業・強み・働いている人のような説明を聞くことができます。

個別企業説明会では、座談会などのように企業の方との交流をする場だけでなく、説明会に参加をしないとESと言われるエントリーシートを提出できない企業があるので、それぞれの企業によってチェックをする必要があります。


・インターン

インターンとは、企業での実際の仕事を経験できる場となっています。興味を持った企業の具体的な業務内容であったり、実際に企業内で取り扱っている課題などに対して、学生が取り組んだりします。


企業の実際の仕事を肌感を持って知ることができるので、業務に対する理解が深まるだけではなく、学生の働き方・頭の使い方を見ることができるので、場合によっては内定につながることが多いことがインターンの特徴です。


・本選考

本選考は、学生が内定をもらうために行う「就職活動」です。この内定をもらうまでに必要なステップは大きく5つあり、ES・Webテスト・GD・面接・最終面接です。

内定をもらうまでには、この5つの壁が存在しそれを乗り越えていくことが必要となります。


3. 就職活動の 5 つの壁(ES、Webテスト、GD、面接、最終面接)


就職活動を乗り越えていくために重要な5つのSTEPに関して説明していきます。


・ES

ESとはエントリーシートと呼ばれるもので、


「大学時代に最も頑張った活動は何ですか?(複数)」

「この企業に応募する理由を教えてください(複数)」

「あなたが解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を挙げた経験について述べてください。(P&G)」

「あなたの長所を教えてください(丸紅)」


このように、自分の性格、今まで頑張ってきたこと、将来のビジョンなどを10文字〜1,000文字ほどで表現することが求められます。

主に400字以内で書かせることが多く、その理由は400文字だと人が1〜2分ほどで読むことができる分量であり、短い間に多くのESを見ることができるからだと言われています。


・Webテスト

インターネット上で受けるテストのようなものです。テストの出題内容としては能力テストと性格テストの二つあります。性格テストに関しては、正直に自分が感じる選択肢を選んでください。

一方、能力テストとは一般的な常識、言語の問題、非言語と言われる算数の問題が出題されます。この能力テストにはある程度の傾向や解法のパターンが存在しており、対策をすることで得点率を上げることができます。


またテストの種類も会社によって異なり、SPI、玉手箱、GAB、CAB、IMAGES、GMATなど様々な形式が存在しています。


会社ではこのWebテストを導入することで、学生の基礎能力を図ります。ここでは基礎能力があるかどうかが重視され、ある程度の得点がない場合は「足切り」されてしまうので、綿密な対策をしていきましょう。


・GD

GDとはグループディスカッションのことであり、ある課題に対してグループで解決策を求めていく中で学生の役割や頭の使い方、コミュニケーションの方法などを評価する方法です。

どのような課題が出るかというと、業種や会社によって違いますが


「新しい英会話スクール作ってください」

「満喫の売上を伸ばすにはどうすれば良いか?」

「いろはすの売上を伸ばすにはどうすればいいか?」


のように売上を伸ばすにはどうすればいいか?ということや、商品の魅力を押し出す方法のようなケースが多いです。


もちろん、GDでは単純にただ伸ばせばいいわけではなく、どれくらい売上を伸ばすのか、その戦略で売上が伸びるか、根拠はどれくらいあるのかということも見られます。


・1~4次面接

ESやGDの内容をもとに、なぜこう考えたのかということを聞いていきます。

初期の面接では普通のコミュニケーションを取れるかということや、銀行のように業務内容を把握しているか、この企業に応募したい理由が明確であるかというようなことが聞かれる場合が多いです。

もちろん社員の方との相性もあるので、事前準備や情報収集が重要になります。


・最終面接

1~4次まではうまくいったが、ここで落とされるということが非常に多く普通の面接と分けて考える必要があるようです。

最終面接は役員や代表が出てくることが多く、ここで判断されるのは、論理性や将来ビジョンの明確さだけではなく、会社に合うかという風土・カルチャーの部分も含まれます。

どんなに対策をしていっても結果はわからないので、自分らしくいることを心がける必要があるようです。


早く終わる人もいれば、1年近く就職活動をする人もいます。

あくまで周りに惑わされず、自分のペースで就職活動をしてください。

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